5、実体と影

「魂って何だよ」って、だから在ると仮定するんだと言ってるわけです。だって魂って形が無い

んだから便宜上とりあえずは仮定するしかないんだよ。まあ法則ですよ。

例えば憎しみ、怒りを、妬み、簡単に言えばネガティブな感情を持っていると

魂は汚れて行くわけです。魂が汚れているとまた更にネガティブな感情を持ってしまうような嫌な

現実に直面してしまう。悪循環というやつです。そこから抜け出したいと思っても、どうしても

そこから抜け出せなくなる。だって魂が悪い状態になっているのだから悪い現実に直面するのは

当たり前なんだよ。

自分が体験しいるこの現実を変えようとしているから何時になっても変わらないんだよ。

自分の現実を生み出している魂を改善しなければ自分の現実は変わらない。

例えば中々煙草を止められないのも魂が変わらないからです。

 

『実体と影』。魂こそが実体でありこの世は影である。影を動かそうとしても絶対に動かない。

影を動かしたければその実体である魂を動かせば影は簡単に動く。皆さんは曲がった影を見て嘆い

てばかりいるわけです。曲がった影を嘆くより、その影の実体である魂を真っ直ぐにするのです。

理屈は簡単だけど実際にやると超難しい。なぜなら魂は見えないけど影は見えるから、

だからどうしても見えてしまう影に翻弄されてしまうわけです。要するに真実が見えないんだよ。

例えば、「分かってんだよ。分かってんだけどよ。」というのは分かっていないという事です。

「本当はやれば出来たんだけどよ。」というのは出来ないという事です。

だって実際出来てないでしょう。出来ないというのが真実なんだよ。

魂の改善には自分自身を過大評価しても過小評価してもいけない。

自分のいる位置をキチンと自分で分かっている必要がある。

 

最終的には神の領域に入るという事にありますが、先ず最初にやるべき事は、

自分がどの程度の人間なのか素直に自分自身を見極める事です。

それが出来れば迷いから抜け出す第一歩を踏み出せる。先ずはそれで一歩前進できる。

スタートしなければゴールにも辿り着かない。先ずはスタートする事だ。

 

これは【悟りの境地に達する法】という題名ですが、もちろん悟りの境地に達する

ためにあるのですが、これは弱い人間が強い人間に変わる事にも応用できるし、

欲しいものを手に入れる事にも応用できるし、仕事で成功する事にも応用できる。

ハッキリ言ってしまえば、これらの事は悟りの境地に達する道程の途中にあるものです。

例えば弱い人間が強い人間に変わる事も成功体験として重要な事です。

仕事で成功しお金持ちになるのも悪くはない。神の領域に入る事だけにこだわる事はない。

人間は楽しむ為にこの世に生まれて来るんですよ。

神の領域を目指し辛くて辛くて仕方がないなら止めた方が良い。

 

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