8、菩提樹の下で

よく言われる事に「想像する」というのがあります。成功している自分を想像するとか、

欲しい物を手に入れて触っている所を想像をするとか、根気よく続けることです。

これは結構大事なトレーニングです。

 

20年くらい前に「パチンコで一発で当たる」という実験をしたことがある。

過去によって現在が出来上がり、現在は未来を作っているわけです。

という事でパチンコで一発で当たるという未来を作るという実験です。

毎晩寝る前に10分位パチンコで一発で当たると念じた。少し映像も交えて念じた。

1ヶ月間念じ続けてパチンコ屋に行った。常に適当な台に座った。

すると100%、500円以内で当たった。1~2回転で不思議なくらい何度も当たった。

偶然を支配するというのは面白いですよね。

2ヶ月くらい続いたと思うがバカバカしいのでやめた。これはあくまでも実験です。

俺の目標はあくまでも悟りの境地に達するという事であって、

釈尊が菩提樹の下で到達した世界に俺も行きたいというのが俺の願いだから。

 

究極の矛盾の克服の仕方は思考の使い方にあります。でもちょっと難しいかもしれません。

何故なら自分が体験する現実に翻弄されてしまうからです。

だから勇気と覚悟と努力が必要なんです。

 

仏陀とは目覚めた人という意味です。

生命の法則を教わり実践しようとするわけだ。

例えて言えばこれは暗闇の中を歩くようなものです。

真っ暗闇の中を前進しなければならない。一歩先は崖で奈落の底に落ちてしまうかもしれない。

怖くて怖くて一歩も進めない。それでも進まなければ目指す悟りの境地には辿り着けない。

勇気を出して一歩踏み出す。何も障害物は無かった。勇気を出してもう一歩踏み出す。

何も障害物は無かった。勇気を出して更にもう一歩踏み出す。何も障害物は無かった。

「何も障害物は無いから勇気を出して進め」という師匠の言葉を最初は疑っていたけど、

勇気を出して進んでみると何も障害物は無い。勇気を出して暗闇の中をどんどん進んで行く。

すると段々と明るくなってくる。

明るくなって見てみると自分の前には本当に何の障害物も無かった。そこで気づくわけだ。

暗闇だと思っていたのは実は目を閉じていただけだとね。

怖くて目を開ける勇気が無かっただけだとね。

勇気を出して覚悟を決めて歩き続ける努力だ。

そうすれば君もいずれは仏陀となる。

 

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